アクシスという言葉の意味が一体何なのか、まったく分かりませんでした。初めてアクシスという文字を目にしたのは、高校生の頃だったでしょうか。わたしの父親はある機械メーカーで技術者をしていました。そんなこともあってか、家には機械工学の難しい本がたくさん置いてあったのです。父は家にいるとき、仕事のことはほとんど口にしませんでしたし、ボクも機械のことにはあまり興味がありませんでした。そんなとき、たまたまアクシスという文字を目にしたのです。
キレイ好きの母がやかましく言うので家の掃除を手伝っていたときのこと、部屋中に父の本がちらばっていたのです。一読しただけでは中身が何なのか分からないような難しそうな機械に関する本がたくさんありました。中には英語の専門書もあったので、「こんな難しい本を読んでいるのか」と関心させられたりしました。その中にまぎれていた本の表紙に「AXIS」アクシスのの文字がなぜか目に入ったのでした。
これって、一体何なのだろうと意味もなく興味が沸き起こってきました。何かの商品名なのだろうか、それとも音楽グループなのだろうか。はたまた、映画のタイトルなのだろうか。4文字で何となく体裁が整っているし、どうとでも取れるような気がしたのです。でも、あくまで自分の想像であって、正解ではありません。それなら、父にアクシスの意味を聞けばいいではありませんか。
休日で父が家にいたとき、アクシスの意味を問いました。「何でそんなことを知りたいんだ」という父に「片付けていたときにあった本に書いてあったから」と素直に答えたところ「アクシスとは軸という意味なんだ」と教えてくれたのです。なるほど、アクシスとは軸のことだったのですね。父は続けました。「機械でも軸というのはとても重要なパーツなんだよ」と。それで、専門書の表紙にはアクシスの文字があったのです。父の話を聞いてようやく納得することができました。
このとき初めてアクシスが持つ意味を知りました。機械に限らず、軸とういうのはとても大切なものだと思います。「お前も組織の軸になれるような、ちゃんとした人間になれ」と父にお小言をもらいましたが、ちょっと難しいような気がしました。
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